各商品・キーワード別に基準ROAS、上限CPCを設定するにも、そもそもどのような数字とすればいいか、わからない、ということがあるかと思います。こちらでは、それぞれの数字設定の考え方を解説していくので、ご活用ください。
基準ROASの考え方

基準ROASは会社として使っていいと決めている広告費率から算出します。
基準ROAS(%)=1/使っていい広告費率×100
例えば、使っていい広告費率が10%だった場合、以下の通りです。
1/10%(使っていい広告費率)×100=1000%(基準ROAS)
商品やキーワードごとに商品の利益から使っていい広告費率を決定しましょう。
上限CPCの考え方

上限CPCとは、想定している広告費で1商品購買につなげられる上限となるCPCです。これ以上のCPCだと想定している利益を残せないCPCです。上限CPCは以下で定義できます。
上限CPC=1購買あたりで使っていい広告費×RPP広告経由のCVR
例えば1購買あたりで使っていい広告費が1,000円、RPP広告経由のCVRが20%の場合以下の計算となります。
上限CPC=1,000円×20%=200円
数式にするとかえってわかりにくいかもしれません。上記のスライドの通り、CVRが20%ということは、1購買までに5回クリックされるということなので、1,000円を5で割って200円、という計算です。
まとめ
基準ROASと上限CPCについて解説してきました。いかがだったでしょうか?こちらの考え方を活用することで、利益をしっかりと残した形で広告を運用できます。ぜひ活用していきましょう。